お面の作り方 画用紙と輪ゴムで簡単に作る手順と立体にするコツの写真

お面の作り方 画用紙と輪ゴムで簡単に作る手順と立体にするコツ

お面は、画用紙と輪ゴム2本、ホチキスとセロハンテープがあれば作れます。顔の形に切った画用紙に目の穴を開け、両端に輪ゴムを付ければ、顔にかぶる平面のお面の完成です。

簡単なぶん、仕上がりの差は細部に出ます。目の穴が瞳の位置からずれると前が見えず、輪ゴムの穴が裂けると、遊んでいる途中でお面が落ちます。どちらも、作る順番と、ひと手間の補強で防げます。

子どもと作る場合は、顔にかぶるお面にするか、おでこに付けるお面にするかを先に決めておきます。使う場面によって、向いている形が違うからです。

顔にかぶるお面と、おでこに付けるお面

顔にかぶるお面は、目の穴を通して前を見ます。なりきり感は強いものの、視界が狭くなります。おでこに付けるお面は、画用紙の帯を頭に巻き、その正面に顔の絵を付ける形です。視界を遮らず、周りからも子どもの表情が見えるので、走り回る遊びや劇にはこちらが向いています。

比べる点 顔にかぶるお面 おでこに付けるお面
視界 目の穴の範囲だけ 遮られない
作る手間 目の穴の位置合わせが要る 帯の長さ合わせが要る
向いている場面 写真撮影、座って遊ぶとき 走り回る遊び、劇、豆まき
留め方 両端の輪ゴム 帯の端の輪ゴム

用意するもの

  • 画用紙(八つ切りかA4を1〜2枚。帯を作るなら長い辺が40cm以上あるもの)
  • 輪ゴム(2〜4本)
  • ホチキスとセロハンテープ
  • はさみ、穴あけパンチ
  • クレヨン、色鉛筆、マーカー、色画用紙や毛糸などの飾り
  • のり

薄い画用紙は、輪ゴムに引っぱられて破れやすくなります。厚手を選ぶか、力のかかる部分だけ二重にします。

ねこのお面の型紙(子ども用)。横幅15cm、直径2.8cmの目の穴、端から1.2cmの輪ゴム穴、描く線は薄い色
印刷して使えるねこのお面の型紙(平面)。PDFは記事内のリンクからダウンロードできます

型紙はA4で印刷できます。印刷するときは「実際のサイズ(100%)」を選び、10cmの目盛りが10cmになっているか定規で確かめてください。

ねこのお面の型紙(子ども用・平面と立体の2ページ/A4・PDF)

顔にかぶる平面のお面の作り方

  1. 画用紙に顔の輪郭を描きます。大きさは、かぶる人の顔に当てて、額から顎まで隠れるくらいにします。左右対称にしたいときは、画用紙を縦に二つ折りにして片側だけを描き、折ったまま切ります。
  2. 切り抜いた紙を、かぶる人の顔に当てます。大人が紙を押さえ、目の中心の位置に鉛筆で軽く印を付けます。本人に正面を向いてもらい、印を付ける人も同じ高さに目線を合わせると、ずれが少なくなります。
  3. 印を中心に、目の穴を開けます。大きさは直径2.5〜3cmの丸か、少し横長の形が目安です。穴は小さいより大きいほうが安全です。はさみの先を刺しにくいときは、大人がカッターで切り込みを入れてから子どもに切ってもらいます。
  4. 顔の絵を描き、耳や角、髪の毛などのパーツをのりで貼ります。
  5. 左右の端、目の穴と同じ高さに、パンチで穴を開けます。端から1cm以上内側にしないと、輪ゴムで裂けます。裏からセロハンテープを貼ってから穴を開けると、さらに裂けにくくなります。
  6. 輪ゴムを穴に通して留めます。穴に輪ゴムの端を通し、反対側の輪の中にもう片方の端をくぐらせて引くと、結ばなくても締まって外れません。
  7. 顔に当てて、輪ゴムを耳にかけます。長さが足りないときは、輪ゴム2本を同じくぐらせ方でつなぎます。

目の穴の位置と大きさはどう決めるか

目の穴は、見た目の目の絵とは別に考えます。かわいい目を描いた位置が、かぶる人の瞳の位置と合っているとは限らないからです。先に顔に当てて穴の位置を決め、目の絵はその穴を囲むように描くと、絵と視界の両方が成り立ちます。

左右の穴の間隔には目安があります。産業技術総合研究所が公開している「AIST人体寸法データベース1991-92」では、18〜29歳の日本人の左右の瞳の中心の間隔は平均で男性61.9mm、女性59.5mmでした。大人用なら、中心線から左右に3cmずつの位置が出発点になります。子どもはこれより狭いので、数字に頼らず、顔に当てて印を付けるほうが確実です。

大きさは、見えるかどうかを本人に確かめながら決めます。お面をかぶって、足元と左右が見えるかを聞き、見えにくいと言われた方向へ穴を広げます。広げるなら、下と外側です。段差や足元が見えるのは、目の穴の下側だからです。

顔にかぶるお面を着けて歩き回るときは、穴を大きくするか、おでこに付けるお面に切り替えるのが安全です。

おでこに付けるお面の作り方

  1. 帯を作ります。幅10cmほど、長さは頭の周りより少し短めに画用紙を切ります。子どもなら50cm前後が目安です。足りなければ2枚をつなぎます。
  2. 帯を縦に三つ折りにして、幅3cmほどの丈夫な帯にします。
  3. 帯の両端を少し内側に折り、そこに輪ゴムを挟んでホチキスで留めます。
  4. ホチキスは、芯の折り返しが頭に当たらない向きで打ちます。帯の内側から打てば、折り返しは外側に出ます。折り返しは指で平らにつぶし、上からセロハンテープを貼って覆います。
  5. 顔の絵を描いた画用紙を、帯の正面にのりとホチキスで付けます。
  6. 頭に巻いて、輪ゴムの伸びで長さを合わせます。きつすぎたり緩すぎたりするときは、輪ゴムを足すか外して調整します。

お面を少し立体にするには

平面のお面は、顔に当てると両端が浮いて、横から見ると一枚の板に見えます。紙を少し曲げるだけで、顔に沿ったお面になります。

いちばん手軽なのは、切り込みを入れて重ねる方法です。お面の上辺の左右と下辺の左右に、縁から中心に向かって3cmほどの切り込みを入れ、切り込みの両側を1cmほど重ねてのりかテープで留めます。額と顎が手前に曲がり、お面が顔を包む形になります。重ねる幅を広げるほど、丸みが強くなります。

少し立体にするねこのお面の型紙。上下左右4か所に3cmの切り込みと約1cmの重ねしろ、耳の根元に谷折り線
少し立体にするお面の型紙(型紙PDFの2ページ目)

鼻やくちばしを立てる方法もあります。細長い三角形を縦に谷折りにし、根元に1cmほどののりしろを付けて、お面の中心に立てて貼ります。耳は、根元を折り曲げて前に起こすだけで立体に見えます。

正方形の画用紙を三角に折り、角を折り込んで顔の形を作る、折り紙式のお面もあります。はさみを使う量が少ないので、小さな子どもと作るときに向いています。

大人が飾れる仕上がりを目指すなら、方法を変えます。一つは、顔の曲面をあらかじめ部品に分けて設計した紙工作キットを組み立てる方法で、当店でも紙工作の仮面キットを扱っています。もう一つは、ふくらませた風船に紙を何層も貼り重ねて固める張り子で、画用紙では出せない丸みと硬さが得られます。

動画で見る:画用紙で作るお面(高階幼稚園)

よくある質問

目の穴の位置がずれてしまいます

目の位置は、描いてから決めずに、紙を顔に当てて印を付けてから決めます。穴を開けたあとでずれに気付いたら、穴を目のある方向へ広げて直します。小さいままより、大きめの穴のほうが前がよく見えます。

輪ゴムが耳に当たって痛がります

輪ゴムを2本つないで長くし、耳にかけずに頭の後ろへ回します。それでも痛いときは、おでこに付けるお面に作り替えると、耳には何も当たりません。

ホチキスを使わずに作れますか

作れます。輪ゴムは、パンチの穴に通してくぐらせる留め方なら、ホチキスは要りません。帯のつなぎ目は、のりとセロハンテープでしっかり貼れば十分です。

作ったお面を長持ちさせるには

破れやすいのは、輪ゴムの穴の周りと帯のつなぎ目です。作るときに裏からセロハンテープを貼って補強しておき、しまうときは輪ゴムを外して平らにしておきます。輪ゴムは時間が経つと伸びたり切れたりするので、使う前に新しいものに付け替えます。

何歳くらいから一緒に作れますか

絵を描いてパーツを貼る作業は、はさみを使えない小さな子どもでもできます。目の穴を開ける作業とホチキスは、大人が受け持つと安全です。

仮面屋おもての店内

仮面屋おもてで実物を見る

紙工作(ペーパークラフト)の仮面キットも扱っています。店頭の面はすべて試着でき、着けたまま写真を撮っていただいても構いません。

  • 場所 東京都墨田区京島3-20-5(キラキラ橘商店街)/京成曳舟駅から徒歩(道順)
  • 営業 土日のみ 13:00〜18:00
  • 通販 遠方の方は国内向けオンラインストアから

参考にした資料